
バックカントリーを複数人で行くときには、団体装備として、必ずしも全員が持つ必要のないものがあります。パーティで分けて持てばいいものです。「ツェルト」は、ドイツ語でテントの意味ですが、日本では簡易テントとなります。防風性のある布地だと思ってください。緊急時を考えるとパーティーに最低一つは必要です。ロープやポールがあればテントとして使うことも出来ますし、毛布のようにくるまるだけでも充分です。死亡遭難事故のケースでも、ツェルトを持っていれば助かったかもしれないケースは多いと思います。けが人の搬送などにも使用できます。 「ロープ」は、山屋さんなどで売っている、軽くて丈夫なもの用意してください。ザイルとして使う場合を考えると20m位が望ましいです。「通信機器」とは、無線やトランシーバーなどのことです。無線は免許や開局の申請など、手間とお金がかかります。条件にもよりますが何百キロも先まで交信できるので緊急の通信に向いています。救助要請など不特定多数のアマチュア無線家が通信を拾ってくれます。パーティの仲間同士での交信に使うにはトランシーバーの方が手軽でいいでしょう。トランシーバーは免許や資格などは必要ありませんが、機種や条件にもよりますが数百メートル数キロしか届きません。しかしその分手軽に使えてパーティ内での情報伝達に向いています。同じチャンネルを使用しているパーティーが近くにいない限りは他人との交信は出来ないので救助要請などにはむいていません。パーティ内での通信が主な役目です。無線とトランシーバーはそれぞれでまったく用途が異なるので、可能なら両方持つようにしましょう。